グリーンウッドの獲得が噂されるマルセイユ…デ・ゼルビ監督は“過去”を気にせず「私生活には関心がない」
マルセイユの新指揮官に就任したロベルト・デ・ゼルビ監督が、獲得を噂される元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドについて言及した。9日、フランスメディア『フット・メルカート』がコメントを伝えている。 現在22歳のグリーンウッドは、7歳からマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属し、2019年には17歳の若さでトップチームデビュー。クラブから背番号「11」を与えられるなど将来を期待されていたが、2022年1月に恋人への強姦と暴行容疑で逮捕および起訴され、同クラブでの活動が停止に。最終的には起訴が取り下げられたものの、昨年9月にヘタフェへのレンタル移籍が発表され、2023-2024シーズンはスペインの地で公式戦36試合出場10ゴール6アシストの成績を残した。 初の移籍により、再び自身の才能を示すことに成功したグリーンウッド。しかし、レンタル期間が満了を迎えたことで、現在は保有元のマンチェスター・ユナイテッドに復帰したものの、同クラブは今夏にグリーンウッドを完全移籍で売却する見込みと報じられており、新天地の最有力候補にはマルセイユの名前が挙がっている。 そんななか、報道陣の前に姿を現したデ・ゼルビ監督が、獲得を噂されるグリーンウッドについて言及。「彼はチャンピオンであり、国際的な選手だ」と評価しつつ、「何があったのかは知らないが、彼の私生活には関心がない。選手がクラブと契約した時、私はその選手を自分の子供だと思うし、たとえプライベートで耳を貸せたとしても、公の場では守る。選手たちは私の息子のようなものだ」とグリーンウッドの過去を問題視しない姿勢を示した。
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