PRマーラーがイングランド代表引退 ハカめぐる発言騒動の直後
【AFP=時事】ラグビーイングランド代表PRのジョー・マーラー(Joe Marler)が3日、代表からの引退を発表した。 【写真】NZ戦の会場に姿を見せたマーラー(その他全4枚) 現在34歳のマーラーは、2018年にも一度代表を引退したが、その後に復帰し、2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)ではチームの決勝進出に貢献した。11月のテストマッチシリーズでも代表に招集されていたが、個人的な理由でチームを離れ、2日のニュージーランド戦には出場しなかった。 今回の決断で、代表キャリアには出場95試合で幕を下ろすことになるが、所属するハリクインズ(Harlequins)ではシーズン終了までプレーするという。 マーラーは自身のインスタグラムで「代表でのプレーは、いつも夢の中の出来事のようだった」と振り返りながら、「以前はできていたことが同じようにはできなくなっている。実際にできていないのに、家族が最優先だと言い続けることもできない」と明かすと、「良いことも悪いこともあったが、キャリアの思い出は何も汚したくない。子どもが泣いている中で家を出るのもいやだ。変わる準備はできている」と続けた。 マーラーはニュージーランド戦の前に、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)伝統の「ハカ」は「くだらない」とSNSに投稿し、「廃止する必要がある」と訴えて物議を醸していたが、その後に不適切だったとしてファンに謝罪。2日の試合前には、相手のスコット・ロバートソン(Scott Robertson)ヘッドコーチ(HC)とも言葉を交わした。【翻訳編集】 AFPBB News