駄々をこねる子どもの理由や5つの対処法!やってはいけない注意点も【専門家解説】
お子さまが駄々をこねたときの5つの対処法
お子さまが駄々をこね始めると、ついカッとなったり、強い言葉を発してしまうこともあるかもしれません。でも、それでは逆効果になってしまうことも多いものです。お子さまが駄々をこねるのには理由があることを踏まえ、次の5つの対処法を意識していくようにしましょう。 【対処法1:気持ちを受け止める】 例えば、お子さまがわがままを言ったとき、保護者のかたはイライラする気持ちを抑えて「そうだよね、○○ほしいよね」などと言い、お子さまの気持ちを受け止めることから始めましょう。イライラの原因がわからないときは、「そうかそうか。何かが嫌なんだね」という受け答えでもよいので、気持ち自体を受け止めることが大切です。気持ちを受け止めてもらえたことでお子さまは、自分のことをわかってもらえたと安心感を覚えるものです。そうすれば、気持ちも少しずつ落ち着いていくでしょう。 その上で、これから述べるような対処法を加えるとよいと思います。 【対処法2:実現できる提案をして対応する】 家に帰らなければならないときに「もっと公園ですべり台をしたい!」など、何かをやりたい気持ちを抑えられず駄々をこねることもあるでしょう。そのようなときは、気持ちを受け止めた上で、実現できる「あと1回やったら帰ろうね」といった声かけができるといいですね。
【対処法3:子どもの気持ちを切り替える】 駄々をこねている子どもは、自分でもコントロールできないほどヒートアップしているものです。そのため、気持ちを切り替えてあげることも大切。「あ、もうすぐ大好きなアニメの始まる時間だね」など興味がある別のものや好きなものに気を向ける声かけをするなど、気持ちの切り替えの手助けをするのもよいでしょう。 【対処法4:スキンシップをとる】 お子さまの荒ぶった気持ちを落ち着けるために、抱っこする、背中をさする、手を握るなどやさしいスキンシップをとるとよいでしょう。 ただし、お子さまによっては気持ちが荒ぶっているときにスキンシップを取るとかえって嫌がる場合もあります。また、普段は十分なスキンシップをしていないので、駄々をこねたときだけスキンシップを取ると、わざと駄々をこねることを覚えてしまうこともあるので要注意です。 【対処法5:体調を確認する】 体調が悪く駄々をこねているケースもあるものです。いつもの生活の様子と比べ機嫌が悪く、激しく怒ったり、泣いたりするなど、様子が違う駄々のこね方をしているときは、体調が悪いまたは悪くなる前触れの場合があります。 熱を測ったり、食欲はいつも通りなのかなど、お子さまに寄り添いながら体調不良かどうかを確認しましょう。