レクサスRXのエンジンでも…認証試験の不正で国がトヨタ本社に立ち入り検査 豊田会長「完璧な会社じゃない」
2024年1月には、グループの責任者としてこう話していた豊田会長ですが、その4カ月後には、トヨタ本体でも不正が明らかになりました。 豊田章男会長: 「正直残念な気持ちと、『ブルータス、お前もか…』という感じじゃないでしょうかね。ただ、再三私が申し上げておりますのは、トヨタは完璧な会社じゃないんですね。間違いをした時には一度立ち止まり、現地現物で何が起きたのかを確認することで、我々にはまだ改善の余地があるという気づきを得ることができたと思っております」 豊田会長が「完ぺきではない」と釈明したトヨタのつまづき。自動車業界に詳しいアナリストの中西さんに話を聞きました。 ナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹さん: 「使っている商品自体に何か性能の問題があるとか、不利益を被っているみたいなものは実は何もないんですね。ユーザーは裏切られているわけです。そこはトヨタも含めて真摯に受け止めるべきところでして、信頼回復に努めなければいけない」 国交省は6月4日、不正があった7車種のうち、現在も生産が続くヤリスクロスなど3車種の出荷停止を指示し、トヨタの本社に立ち入り検査に入りました。
トヨタは、ほかに不正行為がないか社内調査を続け、結果がまとまり次第、国交省へ報告するとしています。