【MLB】左腕ルザードをめぐるカブスとマーリンズのトレード交渉は破談か 「決裂したようだ」と米報道
カブスはトレードで左腕ヘスス・ルザード(マーリンズ)の獲得を目指し、交渉は順調に進展しているとみられていたが、両球団のトレード交渉は最終的には破談となったようだ。日本時間12月20日、シカゴのラジオ局「670・ザ・スコア」のブルース・レバイン氏は、カブスのルザード獲得に向けたトレード交渉について「決裂したようだ」と語った。今後、トレード交渉が再開・継続されるかどうかは不透明だが、トレードに含まれる選手(ルザードとは限らない)の健康状態が障害となり、破談に至った可能性が示唆されている。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のルザードはペルー出身(フロリダ育ち)の左腕。プロ入り当初から将来有望なエース候補として期待され、2019年にアスレチックスでメジャーデビューした。2021年途中にマーリンズへ移籍し、メジャー5年目の2023年には32先発で自己最多の178回2/3を投げ、10勝10敗、防御率3.58、208奪三振をマーク。しかし、今季は故障に悩まされ、12先発で3勝6敗、防御率5.00と不本意な1年を過ごした。 FAまで2年残っているため、マーリンズとしては放出を急ぐ必要はないが、先発ローテーションのアップグレードを目論むカブスが獲得に乗り出していることが明らかになっていた。レバイン氏は一時、「今後数日以内にトレードが成立する可能性がある」と報じ、両球団のトレード交渉が順調に進展していることを示唆していたが、それ以降の続報はなく、日本時間12月20日にようやく「決裂したようだ」と最新情報をレポート。今後、カブスがルザード獲得に向けた動きを再開するかどうかは不透明だ。 カブスはルザード獲得を目指す一方で、ルイス・カスティーヨ(マリナーズ)にも興味を示していることが明らかになっている。マリナーズはカスティーヨを放出することで補強資金を捻出すると同時に、ニコ・ホーナーを手に入れて二塁手補強を完了させたいと考えているという。カブスがホーナーを放出することを決断すれば、こちらのトレード交渉は一気に進展する可能性もありそうだ。