イーサリアム、2025年にビットコインを上回るパフォーマンスを示す見通し:ステノ・リサーチ
イーサリアム(ETH)は、2025年にライバルであるビットコイン(BTC)を上回るパフォーマンスを示す可能性が高いとステノ・リサーチ(Steno Research)が29日のレポートで述べた。過去のトレンドとドナルド・トランプ(Donald Trump)氏のアメリカ大統領選挙勝利を根拠としている。 レポートによれば、ビットコインが現在の約9万4000ドル(約1457万円、1ドル155円換算)から来年少なくとも15万ドルに達すると予測されている。一方、イーサリアムは3400ドル(約52万7000円)から少なくとも8000ドルに倍増するとされている。 ステノ・リサーチは、イーサリアム/ビットコイン比率が現在の0.0357から今後12カ月で0.06まで上昇すると予想していると述べた。これは過去のサイクルで見られた価格動向と一致しているという。 アルトコインが注目を集めるだろうとステノ・リサーチは指摘した。 アナリストのマッズ・エバーハート(Mads Eberhardt)氏は、「この予想の根拠の一部には、ドナルド・トランプ氏のアメリカ大統領選挙勝利がビットコインよりもアルトコインにとってより有利であるという主張がある」と述べた。 ビットコインの市場ドミナンスは現在の約56.6%から45%まで低下すると予測されていると指摘されている。 分散型アプリケーションにおける預かり資産(Total Value Locked:TVL)は来年3000億ドル(約4兆6500億円)の新記録に達すると予測されており、この予測が正しければアルトコイン価格の上昇に関する主張をさらに裏付けることになるとステノ・リサーチは述べた。 アメリカにおける新たな暗号資産ETF(上場投資信託)の導入の可能性も、アルトコインの前向きな見通しを後押ししているとステノ・リサーチは指摘した。 レポートでは「2025年は、かつてない規模で機関による暗号資産の採用が見られるだろう」とされている。 |翻訳・編集:林理南|画像:Unsplash|原文:Ether Seen Outperforming Bitcoin in 2025, Steno Research Says
CoinDesk Japan 編集部