春場ねぎ原作、新作アニメ『戦隊大失格』キャスト陣も「映画並みのクオリティだなと」監督と魅力熱弁…先行上映イベント開催
スタッフや監督の熱意受け取るキャスト陣…アフレコ当時の印象は
本作にキャスティングされた時の気持ちと完成したアニメ第1話・2話をご覧になっての感想の話題になると、小林さんは「オーディションをする為に設定資料をいただいたのですが、戦闘員Dとしての顔の彼と、人間の姿をしている青年Dの2バージョンの絵があり、これはどっちをメインに考えればいいんだろうっていうのは気になっていました。 ちゃんと演じ分けをしたいと思ったので、結構メリハリを意識して挑んでいました。その上で、オーディションの時に監督から色々なバージョンを見てみたいから、ああいう風にしてみて、こういう風にしてみてと、4パターンぐらいはやったと思うんです。なので受かったと聞いた時に、どのバージョンで受かったのかが全然わからなかったので、もう最初のアフレコに行くまで、どれでやればいいんだろうっていうモヤモヤを抱えていました。もちろん受かったことは率直に嬉しかったですけどね」とコメントすると、さとう監督から「いっぱいリクエストしてごめんね」という切り返しも。 また、第1話・2話を観た感想として、小林さんは「さとう監督はブース内まで入って指示してくれて、すごい熱量を持ってディレクションされていたのがとても印象に残っています。改めて出来上がったアニメを観ると監督の個性が存分に出ていて、本当に1話1話が映画並みのクオリティだなと感じました。特に個人的には音楽がすごく好きで、主人公が戦闘員なので、ヴィラン味のあるちょっと不穏な音楽がふんだんに使われているのが僕としてはとっても好みでした。」と作品のクオリティや音楽について語った。 梶田さんはキャスティング決定の報告を受けた瞬間について、「たまらなく嬉しかったのは覚えています。ただ、オーディション当日、僕は元々違う役で受けていたので、監督がブースにいらっしゃって、こっちの原稿を読んでみてくれない?って言われたのが、桜間日々輝くんだったんです。合格発表いただいた時は嬉しく、何より驚きました。大概オーディションって“どこどこから来ました。梶田大嗣です。よろしくお願いします“というのを録るのに、それも録らなかったのでもう完全に落ちたと思ってたんですよ。 蓋を開けてみたら、日々輝役で決まりました!って言われて、 おお。みたいな感じになったのはすごく覚えてます。」と話した。 1話2話を見た感想については、「実は1話のダビング作業時に映像を見せてもらったんですが、その段階でとても綺麗で丁寧で、かっこよかったんです。だから、これが完成したら一体どうなるんだろう?!ってワクワクしてました。その期待をはるかに上回っていて感動しました。僕もあわよくば皆さんと一緒にこの大きいスクリーンで見たかったなって思います」と集まった観客を羨んでいた。 矢野さんはキャスティングが決まった瞬間について、「裕介さんや梶田くんとは違い、5分ぐらいでオーディションが終わりまして、もうそれこそ1回テストでちょっと思ったことやってみてって言われたくらいでした。 ディレクションをいただく内容も、ここは池袋の地下っぽいところですとか、距離感はこのぐらいですっていう、キャラじゃないことをディレクションいただいて、演じてみて……‶はい、ありがとう”ってだけさとう監督に言われたので、あ、 落ちたなと。思ってたのと違ったんだなって思ってしょんぼりしながら帰ったんですけど、決まったとの連絡に逆に何が起きてるのかわからなかったです。そんな状況のまま1話に入ったと言っても過言ではないです!」と矢野さんも、落ちたと思っていた中での合格パターンであったことに、会場からも笑いが起こった。 第1話2話については、「私も梶田さんと一緒に1話のダビング作業を見学させていただいたんですけど、もうその時から2人で、裕介さんと中村さんがかっこいい!!!と言いすぎて、スタッフさんに少し静かに……と言われるぐらい興奮してました!お2人とも全くジャンルは違うんですけど、めちゃめちゃかっこよくて。」と熱量のある回答が。 最後に、中村さんは「昨今、 特にコロナ禍に入ってからスタジオでオーディションを行うのが減っていたので、久々に楽しくやらせていただきました。スタジオの中で オーディションやると、監督やスタッフさんがどういう考えでこのキャラクターを持っていきたいかっていうお話を直接伺えるんで、イイですよね」とふり返った。 「テープオーディションって言って、事前にこちらで録音をし、送って聞いていただくっていう形だと、演者側が思ったこのキャラクター像でしかないので。監督が完成形として思ってる言葉ってのを伝えていただけるのはすごく楽しかったので、この作品に参加できたら面白そうだなと思っていたところ、演じさせていただけることになったので、非常に光栄でした。」と語りました。