春場ねぎ原作、新作アニメ『戦隊大失格』キャスト陣も「映画並みのクオリティだなと」監督と魅力熱弁…先行上映イベント開催
芝居とアニメーションで「戦闘員Dのリベンジ物語」届ける意気込み
最後に、ファン、そして作品をこれから見る方に向けたメッセージとして、さとう監督からは「この作品は、本当に多くのスタッフが、 彼ら(登壇者の皆さん)も含めて、キャストも含めて、全力でやっております。先ほど小林くんが音楽のことにも触れましたけど、 僕と長年一緒にやっている池頼広さんという劇伴作家が今回もやってくれてるんです。今日見てもらったあの映像はシンクロスコアって言って、 シーン全部に音楽を当て書きしてます。なので、ばっちり合ってるよねって。キャラクターの心情を音楽で引き出してくれるんです。ぜひオンエアを見てもらって、よりそこも意識してもらえるといいなと。実は音楽はハリウッドで録ってるんです。 僕はリモートで深夜3時ぐらいから翌日のお昼ぐらいまで拝見しましたけど、素晴らしいです。やっぱり映画と同じ取り組み方をさせていただいておりますから、そういったところもぜひぜひ皆さん堪能していただけたらなと思っております。」と音楽の制作裏話と共に、メッセージを贈った。 中村さんは「各話ごとに発見がたくさんありまして、今回上映した1話、2話も初見で感じるものは、アクションがあってエンタメ的なものなのかなって思いがちなんですけど、テーマもしっかりあり、そのテーマに向かって全キャラクターがそれぞれ違う向き合い方をしているので、それぞれのキャラクターの心情も考えながら見ていただけると楽しめるかなと思っております。」と観る楽しみ方も提案。 矢野さんは「この作品に携わらせていただいて、スタッフさんが本気でいいアニメにしたいと思って臨んでいらっしゃる姿をずっと近くで拝見していたので、本日上映した1話、2話もそうですが、その先も、我々も含めたスタッフの集大成を楽しみにしましょう。そして、ぜひ皆さんも宣伝隊員の1人として、SNSなどで感想など盛り上げてください」と語り、続いて、梶田さんからは「本当に個性豊かなキャラクターたちがたくさん出てくるこの『戦隊大失格』なんですけど、それぞれがそれぞれの信念と正義感を持って行動しています。 僕自身、結構人に流されやすい部分があるんですけれど、この作品を読んでいて思ったのが、誰かのイメージに従うのではなく、自分の目で見て、触れて、その中で自分の中に芽生えたものを大切に、進むべき道を決めることって大事なんじゃないかなっていうのがすごく実感としてあったんです。 そういうものが、この『戦隊大失格』で伝わるんじゃないかと思います。ただ、それも説教っぽく描かれているわけではなくて、エンタメとして皆さんに楽しんでもらえるような作品になっていると思いますので、ぜひぜひ最終回まで一緒に駆け抜けていただけたら嬉しいなと思います。」と熱い思いを綴った。 そして、最後に小林さんから、「今、1話、2話を見ていただいて、スタッフさんしかり、キャストしかり、どのぐらいの熱量で取り組んでいるのかっていうのは、もう皆様に十分伝わっていると思います。 いよいよ放送されるということで、僕としては、やっぱり戦闘員Dのリベンジ物語であるっていうのを、1番最初の本読みの時に監督から言われて、それをずっと胸に抱いて、どうやって彼をのし上がらせてやろうっていうのを、お芝居の面でもすごく頑張って組み立ててきました。そして、まだはっきりとは言えないんですけれど、今後、 僕ととある人が二人三脚で演技をしていかなきゃいけない。そんな血のにじむような思いを、今後の3話以降のアニメではね、ちょっと汲み取っていただけたら、僕たちも役者冥利に尽きるなと思います。戦闘員Dののし上がり方をぜひ見守っていただければと思います。これからどうぞ応援をよろしくお願いいたします。」と締めくくった。