広沢池「鯉揚げ」始まる 冬の風物詩 京都市右京区
京都市右京区北嵯峨の広沢池で、冬の風物詩「鯉揚げ」が7日から始まり、大きく育ったコイが次々と水揚げされました。広沢池では、毎年この時期に、春に放流したコイをすくいあげて販売する「鯉揚げ」が行われます。12月に入ってから徐々に水を抜いて膝上ほどの深さになった池では、地元の養殖業者が慣れた手つきで大きく育ったコイを網ですくい、次々と船に揚げていました。ことしは4月にコイの稚魚およそ1,200匹を放流しましたが、夏の猛暑や野鳥による被害などで、例年よりやや少なめの300匹ほどの水揚げを見込んでいるということです。ほかにも、池で穫れたフナやモロコ、小エビなども販売していて、朝から訪れた人たちが次々と買い求めていました。訪れた人は「エビは大豆といっしょに「エビ豆」でお酒のアテにします」と話しました。価格はコイとフナが1kg1,000円、モロコや小エビは1kg3,300円で12月末まで販売されるということです。