既にとても暑いですが……スーツも作業着も機能性進化、今夏の男性仕事着
ファン付作業着は販売数が前年比約5割増
熱中症対策などが欠かせない建設現場や工場などでは小型ファンのついた作業着が人気になっています。 清水建設や大林組など大手ゼネコンも採用するなど注目を集めており、2004年から販売している株式会社、空調服(東京)によると、3千社を超す企業で採用されているといいます。 ファン付作業着「空調服」は腰のあたりにバッテリーで動くファンを設置したもの。服の中に外気を取り入れ、体の表面に大量の風を流すことにより、汗を気化させ、熱中症などを予防するねらい。最大風力で使い続けても約8時間使用できるといい、バッテリーも約250グラムに抑えたことから、作業にも影響が少ないといいます。 売れ筋の定番セットは約2万円前後といい、同社は「2011年から急激に売れ行きが伸び、ここ3年は特に伸びている。今年の販売数は前年比約50%アップ。関東以南での人気が高い」と話しています。 オフィス向けのファン付のいす用クッションや、ベッド向けのファン付マットなどもラインナップしており、「ビジネス向けの開発もしていく」。 来年は「平成」から新元号に代わりますが、新しい元号の時代の夏のスタイルはさらに変化していくのかもしれません。