遠藤航は後半戦も苦境が続く?リバプール専門メディアが冬の補強や起用法に言及「実質的なオプションにみなされていない」
プレミアリーグで首位に立つリバプールは、現在10試合負け無しとシーズン前半戦の戦いを順調に進めている。12月7日の第15節エヴァートン戦は悪天候のため中止というハプニングに見舞われたものの、連戦が続く選手たちにとっては予想外の小休止となったのかもしれない。 【動画】サポーターからの信頼を得る遠藤航 途中交代でピッチに入る際のチャント その中で、中止となった敵地でのゲーム前に行われたアルネ・スロット監督のインタビューの内容をリバプール専門メディア『THIS IS ANFIELD』がフォーカスしている。 同メディアによると、指揮官は今季の中盤でプレーする4選手、ライアン・フラーフェンベルク、カーティス・ジョーンズ、ドミニク・ソボスライ、アレクシス・マクアリスターを「中盤の主力の4人」と表現したと振り返っており、さらに、「(故障中の)ハーヴィー・エリオットについても『復帰が近い』と述べ、彼が今後レギュラーになる可能性を示唆している」と説明。その上で「スロット監督がワタル・エンドウやタイラー・モートンについて言及しなかったことは偶然ではないだろう」と綴っている。 遠藤航とモートン、両選手のチーム内における序列の低さをスロット監督のインタビューから読み解く同メディアは、「夏に放出候補だったモートンが起用されないのは驚くことではないが、エンドウがスロットのシステム内で実際的なオプションとみなされていないことも明らかだ」などと評した。 また、第14節のニューカッスル戦でこれまでプレミア、チャンピオンズリーグの両方でスタメンフル出場を続けてきたフラーフェンベルクを途中交代させたことを例に挙げ、「過密な日程を考えると、レギュラー選手にかかる負担はますます増している」と見込んでいる。 加えて、「依然としてトップレベルのオプションを追加する必要性がある」と訴える同メディアは、チームが今季開幕前に獲得を目指していた、レアル・ソシエダのマルティン・スビメンディに冬の移籍市場で再び、アプローチすると予想。「おそらくそれはまだスビメンディになる可能性が高い。彼を獲得しフラーフェンベルクとのローテーションを形成するというアイデアは非常に魅力的だ」とビジョンを描いている。 遠藤が公式戦での出場機会を満足に得られない中、新たなライバルが加わる可能性が高いようだ。プレミアリーグは今月までで、シーズンの半分が消化となる。後半戦、リバプールは選手層に厚みを加えることで、それぞれの起用法がより顕著になっていくのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]