〈大木淳夫の12月の新店アドレス〉麻布台ヒルズの絶品チーズハンバーグや、三つ星店系列の通いたくなるビストロがオープン
渋谷の間借りカレーが実店舗に
同じくエスニックジャンルでは12月8日、久我山に南インド料理店「ammikallu(アミカル)」がオープンしました。店主は「ダバインディア」の元スタッフで、渋谷の間借りカレーから実店舗に。南インドを旅する中で学んだという、現地の家庭料理を提供してくれます。オープン翌日の土曜にうかがいましたが、開店前から行列に。カウンター4席と10席ほどのテーブルがある小さな木目調の店内は、ほっこりと温かい雰囲気。
ホリデーランチはベジミールスで、ワダやモールなど9種のおかずがのり、しかもそれぞれおかわりが1度できます。こちらにマトンコロンブを追加していただきましたが、大満足。しかし久我山は駅のそばに「カレーショップくじら」が、逆側には以前こちらでも紹介した「げつようび」があり、新たなカレーの聖地として注目されるかもしれません。
インド家庭料理 ammikallu
住所 : 東京都杉並区久我山4-2-24 美研ビル 2F
北千住のガチ中華
そして12月2日、中華の味坊集団が12店目となる新店をオープンです。店名は「酒仙坊(しゅせんぼう)」。北千住の旧日光街道沿いで「大はし」「バードコート」などの有名店が集まる場所です。
目指すは気軽に入れて気軽に酔える「ガチ中華」。まさにメニューもそういう構成で、おなじみのナチュラルワインは無く、喫煙も可。串焼きはもちろんですが「滷味(ルーウェイ)」という中華風おでんが酒のつまみにぴったり。13種ありましたが、味のしみ込んだ「揚げ豆腐」が絶妙に旨かったです。1時間1,000円で飲み放題の紹興酒もあります。
酒仙坊
住所 : 東京都足立区千住3-48 近藤ビル 1F TEL : 050-5592-4324
町寿司の雄、そしてエンタメ寿司の新店
寿司でもそれぞれ方向性の違う注目の2店がオープンしました。
大人気の町寿司の新店
11月20日、初台にオープンした「すし乾山」は、「すし宗達」「すし光琳」「すし其一」という、お好みで楽しめる大人気の町寿司店を率いる新田真治さんの新店で、こちらでは親方自らが握ります。カウンター6席とテーブルが2卓。ほぼ宣伝していないということもあり、地元の赤ちゃんを連れた若い夫婦、娘さんを連れたお父さん、一人客などが皆楽しそうに過ごしていて、とてもいい空気感。