フンボルトペンギン「あさり」の普段の様子提供：那須どうぶつ王国

栃木県・那須どうぶつ王国で暮らすフンボルトペンギンの「あさり」。2024年7月11日に公式Xに投稿された写真ではいつもと何かが違う「あさり」の様子が激写されました。 【写真10枚】“ちょびひげ姿”のフンボルトペンギン「あさり」を見る

実は寒さに弱いフンボルトペンギン

フンボルトペンギンはチリやペルーが原産の種で、ペンギンと言っても寒さには弱い動物。 那須どうぶつ王国で暮らす12歳メスのフンボルトペンギン「あさり」は、2024年7月11日に公式Xに投稿された写真でいつもとなにかが違う姿を見せました。 どんな姿を見せたのでしょうか・・・

「あさり」が見せたダンディーな“ちょびひげ姿”

「あさり」が見せたのは… なんと、アゴに“ちょびひげ”を生やしたダンディーな姿！ アゴヒゲを生やして凛々しい表情で空を見上げる「あさり」。 一体これはどういう状況なのでしょうか？

“ちょびひげ”の正体は…

実はこの“ちょびひげ”は、換羽（羽毛が抜け代わる生理現象）の終わりかけの様子だったのです！ 飼育員の方に話を聞くと、この時の「あさり」の羽毛はほとんど生え変わっていて、残りの古い羽がヒゲのように残ってしまった状態だったのだといいます。 年に1度 日光などの影響で、水弾きが悪くなった羽根の機能維持のために行われる換羽。 7月頃から2週間ほどかけて換羽期間へ入るフンボルトペンギンは換羽が始まると、水を弾いたり、冷たい水から体温を守るための羽が抜けてしまっているため水の中に入らず自然界では食べず泳がずで約2週間を過ごすんだとか。 換羽中のペンギンたちは日によって毎日違うヘアスタイルを見ることができるので、換羽中に訪れた際はそんな部分にも注目してみてはいかがですか？