佐藤市長「一日委員」 人権週間に合わせ啓発 飯田人権擁護委員協議会【長野県飯田市】
人権週間(4~10日)に合わせ、飯田人権擁護委員協議会(川口秀夫会長)は7日、長野県飯田市鼎名古熊のアピタ飯田店で啓発活動を展開した。佐藤健市長を一日人権擁護委員に委嘱し、来店者に人権意識の向上を呼び掛けた。 同週間は人権に対する正しい理解と認識の普及を目的として1949(昭和24)年に始まり、76回目。同協議会では各地区で啓発活動などを強化する。 この日、長野地方法務局飯田支局の大久保和弘支局長が佐藤市長に一日人権擁護委員を委嘱。佐藤市長はたすきを掛けて店頭で来店者に啓発した。 「人権ひとりで悩まず相談を」などとデザインされた軍手や人権擁護委員の活動を紹介するチラシを配布。参加者は「人権週間を実施中です」などと声を掛けて市民の意識向上を図った。 佐藤市長は、人権週間を通じて「普段考える機会の少ない人権の大切さについて考えるきっかけになったら」と語った。 同協議会は飯田下伊那地域の人権擁護委員38人でつくる。年間を通して啓発活動や子どもたちへの人権教育に取り組んでいる。川口会長は「最近はさまざまなハラスメントやDVが問題になっている。時代に合わせた人権啓発を行っていきたい」と話していた。