高知愛あふれる阪神・藤川球児監督の安芸キャンプ 集客14万人の「闘将星野」超え期待
藤川監督と同じ年生まれという安芸市商工観光水産課の安田優希商工観光係長は、藤川監督を「同世代の星」と言い、「(球団と)これまで以上にかかわりを深め、観光にもつなげていけるよう、連携を強めていきたい」と期待を寄せる。
11月の秋季キャンプに備え、安芸市では球場の警備も過去最大級を想定している。参考にするのは、星野仙一監督時代の02年2月の春季キャンプ。1日で約2万3千人を記録した日もあり、約1カ月間で14万人近くを集客した。
通常の秋季キャンプでは十数人の警備体制だが、担当者は「おそらく過去最大級になると思います。週末には、20人規模は最低でもキープしたい」。選手と観客の動線が重なるエリアを中心に、万全の態勢を整える構えだが、球場が興奮と熱気に包まれることは想像に難くない。
市の担当者は「藤川監督はチームのことだけでなく、高知のことも考えていろいろ発言してくださる。高知県民は皆さん、監督の発する言葉に注目されていると思う」と心待ちにしている。(嶋田知加子)