【フィギュア】16歳・中田璃士 ジュニア勢5年ぶりの表彰台へ2位発進「まさか90点が出るとは」
フィギュアスケート男子で全日本ジュニア王者の中田璃士(りお、16=TOKIOインカラミ)が〝会心の演技〟を披露した。 20日に行われた全日本選手権初日(大阪・東和薬品ラクタブドーム)のショートプログラム(SP)では、冒頭の4回転―3回転の連続トーループなど3本全てのジャンプを着氷。スピンとステップシークエンスもレベル4を獲得し、90・31点で2位発進を決めた。得点が出るとキス・アンド・クライで驚きの表情を見せ「85点ぐらい出ればすごいなと思っていたが、まさか90点が出るとは」と声を弾ませた。 演技中、演技後には何度もガッツポーズを見せた。「フリップが終わった後に5回ぐらいやって、トー降りた後にもう1回やった。演技が終わった後に10回、あいさつした時に10回、キスクラで5回ぐらい」。 連覇を狙ったジュニアグランプリファイナルで銅メダルに終わったことから「絶対に今日ここでいい演技をしてやるという思いが強かった」と悔しさを力に変えた。 ジュニア勢が表彰台に上がれば、2019年大会の鍵山優真以来となる。「4回転ループと4回転トーループを決めて3位以内を目指したい」と21日のフリーに向けて、早くも前を見据えた。
東スポWEB