更年期と向き合った熊谷真実(64)「こんなの私じゃない」という焦りの中で「ストレスで1日1個ケーキを食べていた」
40代半ばから更年期に入ったと語る熊谷真実さん。身体や心の不調を感じながら、生活習慣の見直しもおこなったと言います。(全5回中の5回) 【画像】「美しすぎる背中も披露」トレーニング中の熊谷真実さん「180度の開脚もすごい」など(全15枚)
■自分はもっとハツラツとしていたはずなのに… ── 40代は、仕事や家庭、子育てや介護など、人によってはいろんなことが重なって、心と体のバランスを崩しがちな年代でもあります。熊谷さんは、40代をどんな風に乗りきってこられたのでしょうか? 熊谷さん:40代の半ばくらいから、身体の不調を感じ始め、更年期の長いトンネルに突入しました。体も心も低空飛行で、まったく気持ちがあがらないし、体重も増えてなかなか痩せられない。ホットフラッシュや身体のだるさ、気持ちの浮き沈みなど、更年期特有のさまざまな症状にも悩まされ、まるで自分が自分でないような感じでした。
見た目も気分もイマイチで、自分が思い描いている熊谷真実のイメージからどんどんかけ離れていく。「自分はもっとハツラツとして、キラキラしていたはずなのにどうして?こんなの私じゃない…」と焦り、もがいていました。今思えば、それも含めて自分なんだと考えられればよかったのだけど、変化をなかなか受け入れられず、苦しかったですね。どうすればこの状態から抜けだして元に戻せるのだろうと、ずっと思っていました。 ── 更年期は、自分の体と心が制御不能になって戸惑うケースが多いですが、熊谷さんもそんな症状に悩まされていたのですね。
熊谷さん:これは私だけじゃない、多くの女性が通る道のりだから、意識しすぎないようにしようと思うものの、体と心の急激な変化についていけない自分がいましたね。 私は、お酒が飲めない代わりに、甘いものが大好きなんです。更年期はストレスもあって甘いものに走ってしまい、1日1個ケーキを食べてしまうことも。そんな生活をおくっているからか、体はますます不調になるし、体重も増えてしまって。“このままではいけない”と、自分の体と向き合うことにしたんです。