プロ初KO勝ちの松谷綺「逃げてないでやってください」とK-1王者・菅原美優への挑戦をアピール【Krush】
松谷綺(ALONZA ABLAZE)と池内紀子(POWER OF DREAM)のKrushの女子王者2人が「Krush.167」(11月16日、東京・後楽園ホール)でともにKO勝ちを収めた。 女子アトム級王者の松谷はガブリエル・デ・ラモス(フィリピン/Muay U)と対戦。この試合は当初、ワンマッチで開催の予定だったのだが、カード発表会見で松谷が「王者としてベルトを防衛しない王者ってどうなのかなと思っている」と切り出し、宮田充プロデューサーにタイトル戦への変更を要望。後日、タイトル戦に変更となったのだが、前日計量でラモスが150グラムオーバーで再びノンタイトル戦に戻るというドタバタがあった。 運営と両陣営の協議の結果、試合は第1R、ラモスは減点1から開始し、ファイトマネーから20%没収という条件で行われた。
1R、ともにオーソドックスの構え。松谷は右ミドル、右前蹴りでラモスを下がらせる。ラモスはパンチを返す。松谷は右ロー、右インロー。ラモスは右ハイ、左ミドル。松谷は右カーフ。そこにラモスはパンチを合わせる。松谷は右ミドルを三日月蹴り気味に入れる。松谷は圧をかけて右ハイ、そして左ジャブの連打、左三日月蹴りの連打から右ヒザをボディーに打ち込み、効かせたところで追撃の右フック。これでラモスがうずくまりダウン。そのまま立ち上がれず松谷がプロ初のKO勝ちを収めた。 松谷は試合後のマイクで「初KOできてめっちゃうれしいです。ここで満足せずにK-1のベルトを狙っていきたいので、これからももっともっと強くなってK-1を必ず取れるように頑張ります。菅原選手、逃げてないでやってください」と現K-1 WORLD GP女子アトム級王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)との対戦をアピール。菅原は今年3月にRISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪(TRY HARD GYM)に敗れて以降、試合を行っていない。 また松谷は「“女子つまんない”とか言われているんですが、今日は全試合、女子はKOしたと思うんですがどうでしたか? 来年、また女子大会を組んでいただけたらうれしいです。宮田さん、お願いします。これからも頑張るんで、応援よろしくお願いします」と2022年6月の「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~RING OF VENUS~」、2023年4月の「Krush~RING OF VENUS~」以来の女子大会の開催を宮田プロデューサーにアピールした。