友人との旅行代「12万円」をクレカで支払おうとしたら使えませんでした…。友人は使えたのですが、年収に差があるということでしょうか?
クレジットカードを使っていると、限度額について気になる場面が出てくるかもしれません。旅行や大きな買い物などで支払おうとしたとき、限度額に達してカードが利用できなかった経験がある方もいるのではないでしょうか。 限度額はカード会社によって異なりますが、年収だけでなく、過去の信用情報や利用状況など、さまざまな要素が基になって決まるのです。 本記事では、クレジットカードの限度額の決定方法や変更方法を解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
クレジットカードの限度額はどうやって決まる?
クレジットカードは無限に使用できるわけではなく、限度額が設定されておりその金額を超えると利用できません。ただし、限度額を変更すれば利用できる範囲は広がります。 限度額の決定方法は、カード会社によって異なります。政府広報オンラインによれば、カードを契約する際に、カード会社は利用者のこれまでのクレジットカードの利用実績、年収、継続して生活を送るために必要な費用などを基に、支払可能見込額を算出することが義務付けられています。 支払可能見込額とは、利用者が日常生活をしながら、継続的に支払いができると想定される1年間当たりの金額です。 過去のクレジットカード利用実績は、指定信用情報機関の記録から、他社のカードをどのくらい使用しているかや、クレジットカードの支払いが遅れたことはないかなどを確認します。生活にかかる費用は、持ち家の有無や被扶養者の数などから簡単な式で算出するようです。 このように、年収だけでクレジットカードの限度額が決まるわけではありません。これまでのクレジットカードの利用実績や生活にかかる費用が同じであれば、年収が高い方が限度額も高くなるかもしれません。しかし、過去にカードの支払いができていなかった場合などは、年収が高くても限度額が低く設定される可能性も考えられます。
クレジットカードの限度額の変更方法
クレジットカードの限度額は会社によって異なりますが、一般的には会員サイトやアプリ、利用明細などから確認できます。 限度額を増やすための方法は2つあり、1つ目は一時的な増枠で、一定期間のみ限度額を変更できる方法です。2つ目は、継続的な増枠で変更した限度額が続く方法です。いずれも審査が必要です。 某カード会社の場合、限度額の変更申し込みは会員ページまたは電話でできます。一時的な増枠を希望する場合は、申込日によって増枠適用期間が異なるため、注意しましょう。 限度額の変更方法は、契約しているカード会社によって異なります。限度額を変更したい方は、契約しているカード会社のホームページなどを確認してみましょう。 また、限度額を高くしたい場合は、ランクの高いカードに切り替えるのもひとつの方法です。しかし、年収や過去のカードの利用状況によっては審査を通過しない可能性もあることを、念頭に置いておきましょう。
【関連記事】
- ◆タクシー代を「クレジットカードで払う」と伝えたら、露骨に嫌な顔をされました。運転手の人の給料が減るなど、なにか困るような理由があるのでしょうか…?
- ◆クレジットカードにはどんな種類がある? 国際ブランドやランクの違いって?
- ◆友人と「1800円」のランチに行ったら、「クレカ払いは2000円」と言われました。現金払いの友人は1800円だったのですが、現金とクレカで料金を変えるのは“違法”ではないのですか?
- ◆クレジットカードを所有する際に気をつけておきたい「総与信枠」。審査に悪影響を与える場合も?
- ◆【何枚持ってる?】クレジットカードをまとめるだけで「1万円」お得に!? ちょうどいい枚数はどのくらい?