NYでは“読書パーティー”がブーム!? 「脳力」も高まる!注目の読書の健康効果
ニューヨークでは「読書パーティー」が人気
所変わって、ニューヨーク。こちらでも、読書は人気を博しているが、ひときわ目立っているのが「読書パーティー」なるもの。2023年5月にはじまった「Reading Rhythms」は、ブルックリンの4人の若者がはじめたもので、ビルの屋上や、公園、あるいは、バーなんかで開催されている。 パーティーでは、各々が本を1冊持参し、1~2チャプターを読む。そして、パーティーに参加している人たちと、それについて話す、といったもの。このイベントが始まった理由は、主催者4人が「読書量が減っていることに危機感を感じたから」なんだとか。最初は、4人の気のおける友人を招いて10人程度からスタート。パーティーを公にしたのは、ただただ純粋に楽しかったから。 現在は、ニューヨーク、LA、そしてクロアチアでも開催されている。その人気っぷりは、本物で、今年予定されているパーティーの定員枠175名はほとんど埋まっているという。 もちろん集まるのは、本好きな人が中心なわけで、純粋に「本を読みたい」「本について語りたい」という人たちばかりだけど、中には、運命的な出会いがある人もいるみたい。中には、「未来の夫をここで見つけたい」と言う参加者もいるんだとか。どこまで本気かどうかは分からないけれど、同じ趣味を持つ人となら打ち解けるスピードも早いことは間違いないはず。 どう?本を読むのが、セクシーでさらに交流関係にも良い影響があるかもしれないということは、何となく掴めてきただろうか。そして、更に、読書は私たちの心身の健康にもGoodだと言われている。 ここからは科学が証明する読書の健康効果をご紹介。
1. 脳力を高める
ジョギングで心肺機能が鍛えられるように、定期的な読書は脳を鍛え、記憶機能を向上させてくれるという。加齢とともに記憶力や脳機能は低下していくことはよく言われているけれど、読書はそのプロセスを遅らせ、頭の冴えを長く保つのに役立つということも研究によって示唆されているのだ。 また、読書、チェス、パズルなどの頭をフル稼働させる系のアクティビティをしている人は、ダウンタイムを刺激の少ない活動に費やす人に比べて、アルツハイマー病になる可能性が2.5倍低くなる可能性があるという。 「最近、物忘れがはげしいかも」なんて悩んでいるあなたは、ぜひ本を読んでみてはいかがだろう。