福岡空港国際線ターミナル、2025年3月28日に新装オープン…混雑解消へ保安検査場のレーン拡張など
福岡空港の運営会社「福岡国際空港(FIAC)」(福岡市)は6日、増改築を進めている国際線ターミナルについて、来年3月28日に新装オープンすると発表した。保安検査場や出国審査場を移転して拡張し、出発手続きの時間短縮につなげる。免税店やフードコートも広げる。 【グラフ】福岡国際空港が中間期初の黒字
保安検査場のレーンは一つ増やして7レーンとする。いずれもパソコンをバッグから取り出さなくても通過でき、全体の処理能力は従来の2倍に高まるという。
出国審査場を通過後のエリアには従来の4倍となる約6000平方メートルの免税店を設け、化粧品や酒などの取り扱いを増やす。新設するフードコートには九州の食文化などを楽しめる8店舗を展開する。
国際線ターミナルは混雑が課題となっており、FIACは2022年5月に増改築に着手していた。担当者は「観光客らに楽に、速く、楽しく利用してほしい」と話している。