同世代少ない地方社会人が業種の枠超え「同期会」 若手が目標プレゼン、社内に閉じた交友関係広げる
職場に同世代が少ない京都府舞鶴市内の若手社会人たちが合同で研修を行う「舞鶴同期会」が、最終成果発表会を舞鶴赤れんがパーク3号棟で開いた。参加者は、それぞれが所属する企業の関係者らを前に、キャリアプランを披露した。 同期会は市の地域おこし協力隊の原田翔太さん(31)が昨年度に始めた。今期はアパレル会社や建設会社、市役所など8事業所から約20人が参加した。2024年5月から計6回の研修でプレゼンの技術やキャリアの考え方を学ぶとともに、同世代との仲を深めた。 発表会では、所属企業ごとに会社の特徴や自身の目標をプレゼンした。電気設備業からの参加者(24)は「数年後には技術を理解して作業の段取りを任せてもらえるようになる」「最終的には顧客と直接やりとりできることを目指す」と語った。 昨年度に続き社員を参加させたアパレル会社の代表は「舞鶴出身でない人はこれまで交友関係が社内に閉じていた。同期会で地域社会とのつながりができている」と評価し、社員の定着につながることを期待していた。