【オート】川口SG フライング後でも何のその!黒川京介が逃げてSG初制覇
「日本選手権オートレース・SG」(4日、川口) 地元の若手エース・黒川京介(26)=川口・33期=が、フライング後に1枠から逃げ切り、デビュー7年4カ月でSG初制覇を成し遂げた。6戦全勝の完全V。SG優出は9回目だった。優勝は今年4回目で通算16回目。3連覇を目指した青山周平(伊勢崎)は2着、中村杏亮(飯塚)が3着に入った。 オート界の2強(青山周平、鈴木圭一郎)を打破して、SGを取るなら黒川と言われ続けてきた川口の若手エースが、SG26回目の出場、9回目の優出でついに頂点に立った。1回目のフライングは余計だったが、スピードをフルに発揮した。 レースは2枠の青山がコンマ08のトップSを決めたが、1枠の黒川がスタート後に伸び返して1角を先取り。青山が2番手から猛追したが、黒川のスピードは衰えず、最後は9メートル差で逃げ切り勝ち。ウイニングランではガッツポーズを繰り返した。「まず、フライングでご迷惑をおかけしました。ガッツポーズは迷いました。試走は30より体感が良かったので、自信があった。青山さんにはいつも序盤で抜かれるので、インを走る練習をしました。年末の地元SGもいい結果を出したい」とファンに約束した。 今回の優勝戦のフライングで来年の日本選手権は出場権利がないが、今後は年末のスーパースター王座決定戦(12月27~31日・川口)でのSG連覇を大目標に2強としのぎを削っていく。