【MLB】ソト1147億円「高すぎる」に現役選手が異論「はるかに利益をもたらす」「もっと価値がある」
MLBの今オフの移籍市場で最大の目玉となったのは、ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手(26)だった。 残留や獲得を目指す球団の間で条件がみるみる高騰し、最終的にメッツが15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)という史上最高額で契約を勝ち取った。昨オフにドジャースと10年総額7億ドル(当時約1015億円)のメガ契約を結んだ大谷翔平投手(30)も上回る天文学的な金額に、米メディアやファンの間でも「ソトに大谷以上の価値はない」「高すぎる」など大きな物議を醸した。 そうした論調に真っ向から異を唱えたのが、ガーディアンズのオースティン・ヘッジス捕手(32)だ。6日(日本時間7日)に公開された米ポッドキャスト番組「JM Baseball」にゲスト出演したヘッジスは「(MLBは)数十億ドル規模のビジネスなんだ。今年、彼(ソト)に7億6000万ドルを支払うわけではない。彼に今年支払われる5000万ドルよりもはるかに多くの利益をもたらすことは保証する。損をするために金を払うのではなく、それ以上に稼ぐために金を払う。技術的には、彼にはもっと価値がある」と訴えた。 総額が先行しがちではあるが、15年契約を単純計算すれば年俸はおよそ5100万ドル(約76億円)。高いどころかお釣りがくるほど安いという主張だ。 さらに、ヘッジスは番組で共演した同僚のシェーン・ビーバー投手(29)についても「今年の年俸は1500万ドル(約24億円)の低賃金だ。少なくともその倍の価値があってもおかしくない」と訴え「僕らのスポーツはまだまだ進化している。野球の素晴らしいところは、現状に挑戦する選手がいること。年俸に上限はなく、保証された金額を得られる」と語った。 高いか安いかは価値観によるが、ヘッジスはMLBのさらなる活性化と市場規模の拡大を期待している。
東スポWEB