暗視カメラに「特大の爆炎」…ロシアの燃料気化爆弾発射装置「TOS-1A」にウクライナのドローンが突っ込む劇的瞬間
<ロシアの「誇り」>
ロシア国防省もTOS-1Aを「パニックを引き起こす」「並外れた」兵器だと形容している。 同システムは「ロシア軍産連合体の『誇り』であり、前線で標的となることは稀だ」と、ウクライナ保安庁は先述の声明で述べている。 アメリカのシンクタンク、戦争研究所(ISW)は2023年6月、このサーモバリック弾頭ロケットランチャーについて、「破壊力が非常に高いが、数が不足している砲撃用装備でもある」と述べていた。 ウクライナ保安庁は今回爆破したTOS-1Aシステムについて、同国軍がその位置を確認し、照準を合わせた際には、「弾薬をフル装備しており、攻撃の準備が整っていた」としている。 ウクライナ側はこれまでにも複数のTOS-1Aを破壊したと報告している。その中には、今回と同じザポリージャ州での事例も含まれる。 (翻訳:ガリレオ)
エリー・クック