我が家はまだ「白熱電球」を使っています。少しでも電気代をおさえるために”暗く”していますが効果はありますか?
電気の明るさは、白熱電球でも暗くすればするほど節約につながります。ただし、暗くし過ぎると日常生活に支障が出る場合もあるでしょう。快適に生活しながら少しでも電気代を安くおさえたいなら、LED電球への交換がおすすめです。 本記事では白熱電球の明るさを調節した場合と、LED電球の明るさを調節した場合にかかる電気代を比較しながらご紹介します。それぞれの電球の購入金額や交換頻度などもご紹介するため、ぜひ参考にして適度な明るさで快適に過ごしてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
白熱電球の明るさを調節した場合の電気代
白熱電球の場合、明るさを20%にすると通常の約50%の節電につながるといわれています。90ワットの白熱電球の使用でかかる1時間あたりの電気代は表1の通りです。なお、電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価の31円/キロワットアワーとします。
※筆者作成 白熱電球の明るさを20%におさえると、100%で利用した場合と比べて1時間あたり約1.4円の節約が可能です。1日8時間電気をつけた場合、100%だと約22円、20%だと約11円となるためおよそ11円の節約につながります。1ヶ月を30日とすると約330円の節約が可能です。 ただし、白熱電球を20%の明るさにした場合、シーンによっては暗すぎると感じる場合もあるでしょう。
白熱電球をLED電球に変えた場合の電気代
明るさが90ワット相当のLED電球は9.4ワット程度です。ここからは、LED電球にした場合にかかる電気代をみていきましょう。 白熱電球が20%の明るさで約50%の節電ができるのに対し、LED電球は50%の明るさで約50%の節電が可能といわれています。そのため、LED電球の明るさを100%と50%とした場合の、1時間あたりの電気代を計算してみました。
※筆者作成 LED電球を100%にして使用した場合の電気代は1時間あたり約0.3円、50%にして使用すると約0.15円かかります。 LED電球を100%にして、1日8時間程度つけた場合にかかる電気代は約2.4円です。1ヶ月あたりにすると約72円の電気代なので、20%にした白熱電球と比べても約258円の節約になります。 LED電球に交換して、50%や20%の明るさにすればさらに節約できるでしょう。