はやぶさ2のリュウグウ観測でJAXA会見(全文1)赤道の重力は地球の8万分の1
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、JAXA東京事務所で記者会見を開き、小惑星探査機「はやぶさ2」による計測で分かった小惑星「Ryugu」(リュウグウ)の重力などの数値や、地表に投下する探査ロボット「ミネルバ2」の投下手順などについて説明した。 【画像】はやぶさ2のリュウグウ観測でJAXA会見(全文2)「ミネルバ2」は自律的に動く はやぶさ2は、9月11日、12日にリュウグウへのタッチダウン(着陸)リハーサルの1回目を、同20、21日には「ミネルバ2」の投下運用を予定している。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】「はやぶさ2」の現状と探査ロボの投下手順は? JAXAが会見」に対応しております。
●会見出席者の紹介
司会:本日は説明会にお集まりいただき、ありがとうございます。定刻になりましたので、小惑星探査機「はやぶさ2」の運用状況に関する記者説明会を開催いたします。まず初めに登壇者の紹介をいたします。皆さまより向かって右手から、「はやぶさ2」プロジェクトチームスポークスパーソン、久保田孝。ミッションマネージャ、吉川真。アストロダイナミクス担当、池田人。MINERVA-II-1担当、吉光徹雄の4名でございます。私は本日、司会進行を担当いたします、広報部報道メディア課の永松です。よろしくお願いいたします。 それでは登壇者より小惑星探査機「はやぶさ2」の運用状況について説明をさせていただきます。久保田先生、お願いします。 久保田:おはようございます。お忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。定例の記者説明ということで、資料に基づきまして説明したいと思います。資料をめくっていただきまして、本日ですけれども、2ページ目にまずミッションの現状、それからアストロダイナミクス、それからMINERVA-IIについて紹介したいと思います。3ページ目が本日の目次でございまして、全部で7項目あります。3ページ目、それから4ページ目以降は、いつも出している資料ですので割愛させていただきます。それから前回もご説明しましたけれども、6ページ目、座標系なんですけども、原則として今後お出しする資料は、画像を含めて北極を上ということで地図を含めて紹介していきますが、場合によっては太陽系全体を見るときには逆になることもありますので、そのときには明記いたしますので、ご了解いただければと思います。 では早速、ミッションマネージャの吉川より、プロジェクトの現状と全体スケジュールの説明をお願いします。