3年ぶりK-1グループ参戦の橋本実生が啓斗と激闘展開も0-2の判定負けで復帰戦を飾れず【Krush】
2024年のKrushを締めくくる「Krush.169」(12月8日、東京・後楽園ホール)で約3年ぶりのK-1グループ参戦を果たした橋本実生(KRAFT GYM)は啓斗(team ALL-WIN)と激戦の末、0-2の判定で敗れた。 橋本は2019年に行われた「格闘代理戦争 4thシーズン」でTEAM武尊の一員として参戦。“武尊二世”として注目を集め、同年9月にプロデビューを果たすも、同じ格闘代理戦争出身の松本日向に連敗。2020年10月からスタートした「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では決勝に進出するも吉岡ビギンに敗れベルトには届かず。2021年5月には「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」への出場が決まるも、折からの新型コロナ禍で一定の待機期間を設ける必要のある選手に該当してしまい欠場の憂き目にあっていた。その後、K-1グループでは1勝1敗。今回は階級を2つ上げ、2022年9月のBigbangで鈴木太尊と引き分けて以来の試合だった。
啓斗は2008年にKrushでプロデビュー。K-1グループでは2勝3敗と伸び悩んだが、今年6月からDEEP☆KICKに参戦すると松山瞬、佑典を相手に連続で逆転KO勝ちを収め第4代DEEP☆KICK-57.5kg王者となっている。 1R、サウスポーの橋本とオーソドックスの啓斗。橋本の左インローがローブロー気味。橋本はスピードの速いワンツー。啓斗は左ロー。橋本は左ハイ。啓斗が圧をかけるが橋本はカウンター。啓斗は右ミドル。橋本の左ストレート、啓斗は右ハイ。橋本は右ジャブ、左右のボディー、左フック、ヒザをボディーに。啓斗はガードを固めてしのぐ。前に出る啓斗に橋本はカウンターでパンチを連打。啓斗も右ストレートを返す。
2R、橋本は左ハイ、左ミドル、左インロー。啓斗は圧をかけて前に出る。橋本はワンツー。圧をかける啓斗をいなして連打を浴びせる橋本。橋本は右フック、左ボディー。啓斗が圧をかけて左フックをヒット。手ごたえを感じなおも圧をかける啓斗だが、なかなか畳みかけられない。橋本は足を使って距離を取りワンツー。橋本は左ハイ。啓斗がかわすと左フックの橋本。 3R、橋本は左ミドル。圧をかけた啓斗が左フック。橋本がクリンチ。ホールディングの注意が出る。圧をかける啓斗。橋本は下がりながらも左ミドル。啓斗の右ハイに左ストレートを返す橋本。橋本が左ストレート、啓斗が左フックをクリーンヒット。距離が詰まり、押し合う2人。しかし橋本にホールディングで警告。終盤、互いに左右のフックを打ち合う。橋本がパンチを連打も、啓斗は圧をかけ下がらせパンチを当てていく。 判定は29-30、30-30、29-30の0-2で啓斗が勝利を収めた。