【困惑】いらう?なおす? ビジネスでも使われる「通じづらい関西弁」10選
ビジネスでも使う関西弁:あんじょう
「あんじょう」は「上手に」「具合よく」といった意味の関西弁です。「あんじょうやりや(うまくやってね)」というように使います。 異動して間もない頃は意味がよく分からず、なんと「愛知県にある安城市のことかと勘違いした」という人も。 関西のなかでも、とくに大阪・京都において世代が上の方によく使われているようです。
ビジネスでも使う関西弁:行きしな/帰りしな
「行きしな」は「行く途中」、「帰りしな」は「帰る途中」という意味合いの関西弁です。 関西以外にも中四国や東海など、西日本を中心とした広い地域で使われています。
ビジネスでも使う関西弁:かんにん
「かんにん」は「ごめんなさい」「失礼しました」といったニュアンスで使われる関西弁。 怒りに耐えて相手の過ちを許すことを意味する仏教用語「堪忍(かんにん)」が語源と考えられています。 「かんにんな」「ほんまかんにんやで」など、関西の職場でも耳にした人もいるでしょう。
ビジネスでも使う関西弁:自分(二人称)
共通語では、自分自身を指す一人称として使う「自分」。関西では、相手を指す二人称として「自分」を使う場面もあります。 慣れない間「『自分』だと会話の流れがおかしい」と混乱した人も少なくないようです。 こうした地域性があらわれるのが、日本語のおもしろいところ。こうした地域性・県民性はお金の面でも顕著なのでしょうか。 次の章からは、関東と関西の年収事情を比べてみました。
日本の平均年収はいくらか
国税庁「民間給与実態調査統計」によると、日本の平均年収は以下のとおりです。 ・平均年収:458万円 ・男性の平均年収:563万円 ・女性の平均年収:314万円 昨年の金額(446万円)に比べて2.7%の伸び率を記録しています。 内訳を見ると、男女で比較すると年収に差が見られます。
【関東エリアと関西エリア】手取り年収と中央値を比較
では、関東と関西で手取り年収の平均値、中央値はいくらなのでしょうか。 金融情報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、手取り年収の平均値、中央値はそれぞれ以下のとおりでした。 ・【関東】手取り年収の平均値:601万円、手取り年収の中央値:500万円 ・【関西】手取り年収の平均値:587万円、手取り年収の中央値:500万円 手取り年収の平均値は、関東が関西よりも14万円多くなっています。一方、中央値はどちらも500万円でした。 おおよその人の年収は関東と関西であまり変化がないともいえます。 年収は、業種や職種などにも左右されるもの。もちろん、その人の努力によるところも大きいでしょう。 「言葉の壁」を感じる場合には早めに解消し、ストレスなく業務にあたりたいものですね。