【困惑】いらう?なおす? ビジネスでも使われる「通じづらい関西弁」10選
ビジネスでも使う関西弁:ほっといて
関西弁では「ほっといて」を「捨てておいて」という意味で使う場合があります。 しかし、困ったことに共通語では「そのまま放置しておいて」と取られることが多い言葉。慣れないうちは、認識のズレが生じることもあるのだとか。 「この書類ほっといて」と言われたままに放置しておいたところ、しばらくして「なぜ書類を置いたままにしているのか」と、尋ねられた人もいるそうです。
ビジネスでも使う関西弁:テレコ
「テレコ」は「互い違い」「あべこべ」「食い違い」といったニュアンスで使われます。 一説によると、もともと歌舞伎用語だった「テレコ」。2つの脚本を関連性を持たせながら交互に上演する上演形態を指していたそうです。 関西以外の地域だと使用頻度はグッと減るようで、遠方から関西へ転職・異動してきた人のなかには「あまりに普通に使われているので、意味を聞いてよいか迷った」という経験者もいました。
ビジネスでも使う関西弁:なんしか
「なんしか」は「とりあえず」「なんにせよ」「とにかく」などの意味で使われる関西弁。 「なんしか、あの部署に書類持ってって」のように用いられる場面があります。 「あの部署まで持っていくことはわかったけど『なんしか』ってどういう意味だろう」などと思いながら働いていた人も少なくないかもしれませんね。
ビジネスでも使う関西弁:えらい
共通語では「賢い」「偉い」というポジティブな印象が強い「えらい」という言葉。 一方、関西弁だとそれ以外に「とても」「大変」「疲れた」など、さまざまな意味で用いられる場面があります。 関西に来たばかりの頃はどういう意味で「えらい」を使っているのか判断できず、会話がうまく嚙み合わなかった経験がある人もいるようです。 次の章から、さらに5つ紹介していきます。
ビジネスでも使う関西弁:いらう
「いらう」は、「触る」という意味合いの関西弁。 一説ではもともと「弄う(いろう)」という古語だったものが変化して「いらう」になったとも考えられています。 ビジネスシーンや職場でも「この書類、いらわんといてな(この書類触らないでね)」のように使われることがあります。