和製大砲が屈辱HRゼロ 安打製造機が1か月で見せた才能…ロッテ浮上の鍵握る“復活組”
2025年シーズンで復活に期待のロッテ選手
ロッテは2024年シーズンを3位で終えた。吉井理人監督のもとで2年連続のAクラス入りを果たしたが、リーグ優勝からは2005年以降遠ざかっている。オフには佐々木朗希投手のメジャー挑戦でチームを去る可能性が高く、FAでは石川柊太投手を獲得した。新戦力はもちろん、現有戦力の奮起も欠かせない。 【表】悩む藤原の打順…5番に置いたのは 編集部で予想したロッテ開幕スタメン 山口航輝外野手は2022年に16本塁打を放って注目を集めたが、今季は2軍生活が長くなり、51試合で2本塁打に終わった。また、安田尚憲内野手はクライマックスシリーズでは一発を放ったが、シーズンでは屈辱の本塁打0本、打率.228に終わった。チームは長打力を助っ人に頼っている状況なだけに、和製大砲2人の復調に注目だ。 27歳の高部瑛斗は、2022年に44盗塁でタイトルを獲得。三井ゴールデン・グラブ賞にも輝いてブレークしたが、2023年は怪我続きで1年を棒に振った。2024年は5月に復帰し、7月には打率.405の活躍で月間MVPに輝くなど流石のポテンシャルを見せつけた。今季は1年通して出場し、チームを勢いづけることができるか。まだまだ元気な39歳、荻野貴司外野手らを押しのける活躍に期待がかかる。 投手では、小野郁投手が2024年シーズン最終盤に1軍復帰を果たした。2019年オフに鈴木大地内野手の人的補償としてロッテ入りし、3年連続40試合登板と結果を残した。特に2022年は防御率1.99の好投を見せたが、2023年には右ひじの手術を行っていた。まだ28歳と若く、チームのために腕を振るシーズンにしたい。 同じく怪我からの復活を目指すのが河村説人投手だ。ルーキーイヤーの2021年に4勝を挙げた192センチの長身右腕は、2022年9月に「右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術」にうけ、半年近いリハビリを余儀なくされた。2024年は2軍で20試合に登板。2025年は1軍復帰を目指す。
Full-Count編集部