年末年始はずっとエアコンをつけて家でゴロゴロします。暖房代がかかりますが、節電はどうしたらいいですか?
エアコンは夏だけでなく、冬の寒い時期にも室温を快適に保ってくれる便利な機器です。しかし、使用にあたっては当然のことながら、電気代がかかります。年末年始など、長期休暇の際にはエアコンを使用する時間も長くなりがちで、気が付いたら電気代が高くなっていたなんていう経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、エアコンを長期間使用する場合の節約方法について紹介していきます。
節約方法その1:前もってエアコンの掃除をしておく
エアコンの節電を心掛けたいなら、フィルターや室外機をこまめに掃除しておくのがおすすめです。エアコンを冬の暖房時に使用する場合、室温を一定温度に上げるまでに多くの電力を消費します。もしもエアコンのフィルターにホコリがたくさん詰まっていると風量が弱くなってしまい、部屋が暖かくなるまでにより多くの電気が必要になるでしょう。 フィルター掃除は掃除機などでホコリをとったうえで、歯ブラシなどを使用して水洗いするだけでそれほど難しいものではありません。そのため、1ヶ月に1~2回ほどを目安に行うと節電に効果的です。 また、フィルター掃除とセットで室外機の掃除もするとより節電につながりやすくなります。室外機の周りに物が置いてあると外気を十分に取り込むことができず、エアコンの効率が落ちてしまいます。その結果、電気代が高くなってしまうので、常に確認するようにしましょう。
節約方法その2:エアコンの設定に気を付ける
エアコンの節電では自動運転にセットしたり、設定温度を下げたりすることも効果的です。エアコンはスイッチをオンにしている間、常に一定の電気代がかかっているわけではありません。一般的に最も電気代がかかりやすいのは、エアコンを付けてから設定温度に達するまでの間です。エアコンを使用する人によっては、風量を「弱」でセットしてそのままにしている人もいるでしょう。 しかし、風量「弱」でエアコンを回しつづけるのは、設定温度に達するまでにかかる時間が長くなってしまうので、節電という観点から好ましいものではありません。それよりも、「自動運転機能」で一時的に強風にしたほうが、設定温度に到達後は微風運転となるため、節電に効果的な場合があります。 また、暖房の設定温度自体を下げるのも、かなり高い節電効果を期待できます。資源エネルギー庁の省エネポータルサイトによると、外気温6℃のときに暖房の設定温度を21度から20度(9時間/日の使用)に下げると、年間で1650円の節約につながるとのことです。ただし、あまり設定温度を下げて体調を崩しては元も子もないので、暖かい服装や飲み物を用意したうえで試してみるのもよいでしょう。