浦和L塩越柚歩のプレーが話題だ　撮影：中地拓也

　アジア王者に輝いた、三菱重工浦和レッズレディース。その大一番で披露された“美技”が注目されている。 ■【動画】「このプレー凄くて駒場が沸いたな」浦和L塩越柚歩がアジア制覇の試合で見せた「オシャレ過ぎるボールテクニック」■ 　5月10日、浦和駒場スタジアムでアジア一の座を決める試合が行われた。女子アジアクラブ選手権決勝で、浦和Lは仁川現代製鉄レッドエンジェルズ（韓国）と対戦。2-1で勝利した。 　一時は開催も危ぶまれたが、関係各所が協議したことで実施に。5千人以上が駆け付け、声を張り上げる中でそのボルテージをさらに盛り上げる場面があった。それは、浦和LのMF塩越柚歩のテクニックだ。 　現在26歳の塩越は、埼玉県川越市出身。中学時代から浦和レッズLの下部組織で育ち、2016年にトップ昇格を果たすと、2020年になでしこリーグのベストイレブンに選出されるなど、このチームの顔でもある。 　塩越が見せたのは、右サイドにいる味方から浮き球パスを中央近くで受けた際のものだ。塩越の右前には相手選手がいたが、その前で、ボールを浮かせると、かかとを使って再度、ボールを浮かす。そして、食いつく相手選手をしり目に自身の前でボールをコントロールして味方につないでみせた。フリーの状況でも難しいコントロールを、相手選手がいる状況で披露してみせた。

■「このプレー凄くて駒場が沸いたな」

　WEリーグが公式エックスのアカウントでその映像を公開すると、以下のような驚きの声が寄せられた。 「素晴らしい～♪見惚れる!」 「トラップが上手過ぎる　正に美技」 「以前、甲斐さんも解説でオシャレって言ってましたからね～浦和が誇るファンタジスタです」 「ファンタジスタでしたね　ゴール裏の一番うしろから見てましたが、度肝抜かれましたよ」 「赤のマエストロ、塩越選手のシャペウ!華のある選手ですね!」 「洒落てる～」 「このプレー凄くて駒場が沸いたな」 　浦和はこの試合を2-1で制してアジア王者に。男子のACL決勝も現在行われており、横浜F・マリノスが第1戦を制している。男女ともに日本勢がアジア一に輝くか、合わせて注目される。