ベニシアが亡くなって1年半 いま「延命処置」について考える……カテーテルは彼女が望んだ選択だったのか
梶山正(かじやま・ただし)
写真家。1959年、長崎県生まれ。ネパール・ヒマラヤでのトレッキングの後、インドを放浪し、帰国後は京都でインド料理店を開く。92年、店の常連客だったベニシア・スタンリー・スミスさんと結婚、96年に京都・大原の築100年以上の古民家に移住。山岳雑誌などで活躍。近著に「ベニシアの『おいしい』が聴きたくて」。ベニシアさんとの共著に「ベニシアと正、人生の秋に」「ベニシアと正2 青春、インド、そして今」「ベニシアと正3 京都大原・二人の愛と夢の記録」など。
ベニシア・スタンリー・スミス
ハーブ研究家。1950年、ロンドン生まれ。貴族の家庭に生まれるが、貴族社会に疑問を持ち、19歳でインドに渡って瞑想(めいそう)を学ぶ。71年来日、その後京都で英会話学校を開設。著書に「ベニシアのハーブ便り」「ベニシアの京都里山暮らし」など。ライフスタイルを紹介したNHKの番組「猫のしっぽ カエルの手」が人気を集め、ドキュメンタリー映画「ベニシアさんの四季の庭」にもなった。23年6月、誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなった。