3連続Vでノリにノッてる42歳の競輪選手が向日町G3でも白星発進「余裕はありました」
向日町競輪場の「万博協賛 開設74周年記念・平安賞(G3)」が5日から開幕した。初日の5Rで1着の大森慶一(42歳・北海道=88期)に話を聞いた。 直前は3場所連続で優勝と乗りに乗っている選手のひとり。前検日には「前回はさすがに優勝できると思わなかった。流れが良すぎますね」と自身でも驚いている様子だったが、「6月くらいから練習内容を少し変えて、ギヤを92に変えて、自転車を少し変えたくらいですかね。自分の調子が上がっているのもあるけど、全てが噛み合ってくれたのかも」と話していた。 流れの良さが続く中で迎えた今シリーズだが、初戦は飯野祐太の番手からとなった。レースは自力に転じた畑段嵐士に飯野が乗って、その外を大森が鋭く伸びての1着スタートを決めたのだ。 「余裕はありました。展開がゴチャついて、いい感じになった。畑段君にスイッチした飯野が内、外どちらに行くのかを見ながらだった。前と詰まった感じがあったし、そろそろ踏まないとヤバいかなと思って早めに踏んだ。自分から売れていたんですか? 丁度オッズを見るタイミングがなかったので、それがよかったのかも(苦笑)」 「流れがいいけど、余裕もあるし脚も溜まっている。それが結果に繋がっているのかも。二次予選以降はメンバーがキツくなるけど、持ち味を出せれば。いいところで勝負できる状態だと思う。最後まで諦めずに走りたい」と2日目以降へも意気込んだ。 伸びすぎている大森が流れの良さを味方に付け、二次予選以降も鋭い差し脚を発揮したい。(アオケイ・宮本記者)