水ごりで新年幕明け 身を切るような冷たさに耐え 一心不乱に手を合わせる/岡山・真庭市
岡山県真庭市余野下の大津神社前の目木川で大みそか、水ごりがあり、氏子らが身を清め、新しい年を迎えた。 【写真】初詣客でにぎわう大津神社
ふんどしに鉢巻き姿になった15~48歳の9人が参加。星のまたたく夜空の下で大勢の参拝者らが見守るなか、神社の石段を下り午後11時半、かがり火のたかれた河原からゆっくりと川の中へ。澄んだ水中に静かに身を沈め、身を切るような水の冷たさに耐えながら約5分間、一心不乱に手を合わせた。
その様子をアマチュアカメラマンや初詣に訪れた家族連れらが写真に収めるなどしていた。水ごりに挑戦した明誠学院高2年の笹井太晴さんは「帰省中に2回目のチャレンジだったので、冷たさは分かっていた。吹奏楽をするために高校に行ったので、来年はより良い成績をのこしたい」。同じく2回目の参加だという久世中3年の赤木豊尚さんは「とても冷たく、肩まで浸かれなかった。来年はリベンジしたい。受験の年なので、志望校合格が目標です」と話していた。
津山朝日新聞社