「タンパク質危機に貢献したかったが力及ばず」 『食用コオロギ』扱うベンチャー企業が自己破産申請 負債総額は1億5000万円あまり
MBSニュース
「食用コオロギ」を扱うベンチャー企業が自己破産を申請です。 徳島県の高校でおととし、希望する生徒にコオロギの粉末を使った給食を提供した「グリラス」。徳島大学発のベンチャー企業として2019年に設立。食料不足の解決策となる昆虫食の普及を目指し、食用コオロギの生産から加工・販売までを行い、コオロギの粉末入りのお菓子はコンビニなどでも販売されました。 しかし、SNSなどで否定的な意見が相次ぎ、企業イメージが悪化。大量の在庫を抱えたため食用コオロギの事業を縮小しました。東京商工リサーチによりますと、11月7日付けで徳島地裁に自己破産を申請していて、負債総額は1億5000万円あまりにのぼるということです。 グリラスの代表はMBSの取材に対し「厳しい状況を乗り越え、世界のタンパク質危機に貢献したいと思っていたが、力及ばず心苦しく思っている」とコメントしています。
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