子どもたちがフグの稚魚5000匹放流 両陛下ご臨席「全国豊かな海づくり大会」へ 三重・志摩市
「あのりふぐ」ブランドで知られる志摩市安乗地区で放流イベント(三重テレビ放送)
2025年秋に三重県で開催される「全国豊かな海づくり大会」に向け、志摩市では15日、地域の子どもたちが海にフグの稚魚を放流しました。 「全国豊かな海づくり大会」は、水産資源の保護などを通して水産業の発展を図ろうと、天皇皇后両陛下のご臨席のもと開かれるもので、2025年秋に南伊勢町と志摩市を会場に開催されます。 大会の機運醸成を図ろうと開かれた15日のイベントは、「あのりふぐ」のブランドで知られる志摩市安乗地区で行われました。 放流イベントは、漁業者や観光協会などで作る「あのりふぐ協議会」が主催したもので、魚を守り増やしていく取り組みについて知ってもらおうと、志摩市内の保育所や小学校から約40人の子どもたちも参加しました。 地域に伝わる「ふぐ音頭」が披露され、子どもたちがトラフグの稚魚約5000匹を放流しました。 参加した子どもたちは「かわいかった」「大きくなってほしい」などと話していました。 関係者は「子どもたちも喜んでくれる。また浜に来てくれたらありがたい」と話していました。