パナソニックオートモーティブシステムズ、SDVの標準化に向けArmと提携
パナソニックオートモーティブシステムズ(PAS、永易正吏社長、横浜市都筑区)と半導体設計大手の英Arm(アーム)は7日、ソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)の標準化へ向けて提携すると発表した。新車開発サイクルの加速化を目指すとしている。 電子制御ユニット(ECU)の統合など自動車のアーキテクチャーが変化する中、自動車メーカーやティア1(一次部品メーカー)業界にとっては、仕入れ先を変更するとコスト増や納期遅れを招きかねない課題が浮上している。このため、インターフェースの標準化などに取り組む。 例えば、車載デバイスを開発する際、クラウド上の仮想環境を用いつつ、実機との間にギャップができないような仕組みをつくる。また、複数の車載ディスプレーを統合し、1枚のディスプレーのように扱える手法も開発する。先進運転支援システム(ADAS)もソフトを切り出し、ハード依存から脱却することを目指す。