昭和37年生まれの私 将棋棋士・十七世名人、谷川浩司さん「スーパーマリオにのめり込む」 プレイバック「昭和100年」
余談ですが、名人になったころ、困ったことがありました。コンピューターゲームのスーパーマリオです。のめり込みすぎてはいけないと自制していたつもりですが、おもしろすぎてけっこう長い時間やってしまいましたね。
コンピューターゲームといえば、「谷川浩司の将棋指南」という私の名前のついたゲームソフトが昭和の終わりに出ました。今でこそ多くの子供がゲームで将棋を覚える時代ですが、当時は、縁台将棋の時代に勉強した自分がこんなソフトを監修することになるとは―と、時代の移り変わりを感じました。(聞き手 古野英明)