【マリーゴールド】グラドル咲村涼子、憧れの高橋奈七永とデビュー戦「こんな辛いことに30歳目前で出会うとは…」
12月26日後楽園ホールにて、「Winter Wonderful Fight 2024」が開催。1.3大田区大会のGHC女子選手権を含めた3大シングル戦タイトルマッチ前哨戦、ツインスター選手権前哨戦に加え、新人の咲村良子と橘渚のデビュー戦が行われた。 咲村涼子は1995年10月20日生まれの29歳。高校時代にグラビアデビューしアイドル活動の傍ら、VTuberのプロデュース、アイドルグループ企画運営会社を設立するなど活動は多岐に広がる。 そんな咲村が新しく挑戦するのが女子プロレスだ。グラビアキャリアが長い彼女のプロレス参戦に批判もあったが、セコンドで大きな声援を送り細やかな気遣いをしている咲村を見るとプロレスに本気で取り組む思いが伝わってくる。
デビュー戦、咲村は入場するとこぶしを握りしめ気合を入れる。リングインして妖艶にポーズ。「お願いします!」の声に奈七永が手を握り返すと奇襲をかけて試合開始。咲村は勢いよく奈七永にエルボーを見舞い、攻めていく。 一方の奈七永は余裕の表情。咲村に何度もボディシザーズを掛けられるも、「来いよ!」と挑発しボディスラムやヘアホイップで咲村を攻め込む。
奈七永が何度もフォールに入るものの、その度に咲村は肩を上げる。奈七永の投げ技を踏みとどまり反撃にでる。デビュー戦とは思えない迫力のビンタ合戦、だがリング中で奈七永の逆エビ固めがガッチリと咲村に決まる。咲村の腰が大きく反り返り悲鳴をあげてロープブレイク。 最後はタルサンハート(変形のSTF)で咲村がギブアップ。試合後、奈七永は倒れ込む咲村の髪をつかみ上げると激励の言葉をかけ、熱い抱擁を交わした。
バックステージで奈七永は「高橋奈七永の最後が決まっている以上、もしかしたらプロレスラーとしてデビュー戦の相手をするのが最後になるかもしれない。女子プロレス界の人間国宝の最後のデビュー戦の相手だよ!あいつ頑張んなきゃダメだろ!まっすぐに頑張ってると思うよ。でも、上に行こうと思ったらまだまだまだ。死ぬまで挑戦なんだから」と発破をかけた。 咲村は「本気でぶつかりに行ける、すべて受け止めてくれる奈七永選手がデビュー戦の相手で本当によかったなというのが一番の感想です。こんなに辛いことを30歳目前でまた出会うとは、人生おもしろいなっていうのも同時に感じました。いろんな仕事をしていますが、プロレスが驚くほど自分に合っていると体感できました」と落ち着いてデビュー戦を振り返った。 咲村は12.31新宿FACE「マリーゴールド・カウントダウンLIVE2024」で行われる新人王決定トーナメントに出場。果たして先輩たちの中で頭角をあらわすことができるのか。今後の”化け方”に期待したい。
まるスポ編集部