<松本若菜>10月期フジ木曜劇場主演で悪女役 「昼顔」「あなして」の流れをくむ夫婦のタブーを扱ったドラマ第3弾「わたしの宝物」
今作のイメージビジュアルも公開された。2022年に同枠で放送された「やんごとなき一族」で、“松本劇場”とも呼ばれた怪演を見せてブレークを果たした松本さん演じる愛と罪の狭間(はざま)でもがき苦しむ美羽の姿を、白と黒、タイトルにあしらわれた赤色で象徴的に表現。美羽の両隣には2人の男性の姿が影としてあしらわれている。重要な役どころとなる夫・宏樹と幼なじみの冬月を演じるキャストは近日発表される。
松本さんと三竿プロデューサーのコメントは以下の通り。
◇松本若菜さんのコメント
--今作のオファーを受けた時の思いをお聞かせください。
今作の主人公・美羽のような、等身大の女性を演じられることに喜びを感じました。その中でも、女性としての悩みと言いますか、もしも自分の知り合いに美羽のような女性がいたら、私はなんて言えるのか、どういうふうに接することができるのか。そう考えたときに、もしかしたら私は背中を押してあげられないかもしれないと思いました。ですが、その女性は一体どんなものを背負って生きていくんだろうとか、誰か助けてくれるのだろうかということを思ったときに、その女性像の厚みというものが私の中でどんどん膨らんでいって、美羽という女性を演じることは、私にとっても挑戦だと思うようになり、ぜひともやらせていただきたいとオファーを受けさせていただきました。
--台本を読んだ感想をお聞かせください。
あっという間に読み終わりました。美羽と夫の宏樹は、理想的な夫婦と周りには見えているけれど、お互いが抱えているストレスだったり、日常の不満だったり、そういうものが家庭でぶつかって、すれ違っていきます。そんな時に幼なじみだった冬月さんと出会い、そこから美羽の人生が変わっていく……というお話なのですが、第1話から本当に展開がめまぐるしいんです。人生で何かが起こる時って、いろいろなパズルのピースが偶然ぴったり重なり起きたりするよなって思って、何かこの話が人ごとには思えないし、もしかしたら自分にも降りかかってくることかもしれないと思いました。第1話は怒濤(どとう)のように過ぎるのですが、その1話の中で美羽という女性、そして周りの人間たちの関係性がうまく重なり合ったら、とんでもないドラマができてしまうのではないかと思っています。