YouTuber・ちいめろ。人間不信にもなった “小学生ホスト” の炎上事件から10年。自分なりの子育てを続けてきたら、世間の目が変わった
高校生のときからあこがれていた、女の子のママ
――お子さんたちを妊娠されていたころや出産時などで、印象的な出来事はありましたか? ちいめろ 琉を妊娠する前に、実は妊活をしていました。赤ちゃんが欲しいと思ってから、なかなかできなかったんです。毎月生理が来ちゃって、たまにちょっとでも遅れることがあると「今回はもしかして!」と期待して。でもそのうち、生理が遅れてやってきて、ドーンと落ち込んで…。ちょうど同じ時期に妊活をしていた職場の先輩が何人かいたのですが、その先輩たちがそのうちに妊娠していく様子を間近で見ていて、自分だけ妊娠できないあせりで悩んでいた時期もありました。 その後に、琉を妊娠していることがわかったのがクリスマスイブ。サンタさんからのプレゼントかなと思うぐらいに舞い上がったのを覚えていますね。 ――2人目も妊活をされたんですか? ちいめろ 2人目のときは、すぐに妊娠することができました。私、高校生ぐらいのときから、子どもを授かるなら女の子がいいなと思っていたんです。今だから言えることですが、琉が男の子とわかったときは、けっこうショックでした。でも、実際に琉が生まれると、「男の子って、めっちゃかわいい!」となりましたね(笑)とはいっても、やっぱり女の子が欲しいという思いもありました。 ひめちゃんを妊娠して、妊婦健診のときに「女の子ですね」と言われたんです。でも、本当に女の子かどうかは生まれてみないとわからないと思って、ぬか喜びしたくなかったので冷静な気持ちでいました。そして、無事に生まれて先生から、「元気な女の子ですよ」と言われた瞬間に「女の子や~~~~!!!!!」と思わず叫んでしまいました。第一声が、それです(笑) それから、当時私はブロガーとして活動していたのですが、ひめの出産で分娩室にいるときに、後から隣の分娩室にやってきて、すごいスピードで私を追い越して出産していった方がいたんです。すると後日、そのママさんがブログにメッセージをくれたんです。私のことを見かけて、「出産のとき、実は隣にいました」って。それがきっかけで、今でも仲のいい友だちになりました。同じ日の同じ時間に、同じ場所で出産した人と友だちになれるって、ブログをやっていると、こんな運命的なこともあるんだな~と思いましたね。 お話・写真提供/ちいめろさん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部 琉くんを有名にするため、またブログのランキングアップのために始めたホスト化計画も、ちいめろさんと琉ちゃろくんにとっては何気ない親子の日常に過ぎなかったよう。周囲からの批判やアンチコメントに対しても屈せずに、自分らしい育児を貫いてきたそうです。そこには、子育てに対するちいめろさん流の考え方がありました。 後編では、シングルマザーでの子育てや、今の家族の関係性について聞いてみました。