ナショナル・ボード・オブ・レビュー作品賞に「ウィキッド ふたりの魔女」
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が12月4日(現地時間)に発表され、北米で大ヒット中のジョン・M・チュウ監督「ウィキッド ふたりの魔女」が作品賞、監督賞、スポットライト賞に輝いた。 ブロードウェイのミュージカル劇を原作とする「ウィキッド ふたりの魔女」は不朽の名作「オズの魔法使い」の前日譚であり、「悪い魔女」となるエルファバと「善い魔女」となるグリンダの出会いと友情を描く物語。エミー賞、グラミー賞、トニー賞受賞のシンシア・エリボがエルファバを、グラミー賞アーティストのアリアナ・グランデがグリンダを演じており、2人はこのほどスポットライト賞を受賞した。本作は日本では2025年3月7日から公開される。 主演男優賞は、作家ウィリアム・S・バロウズの自伝的小説を映画化した「Queer」(ルカ・グァダニーノ監督)のダニエル・クレイグが受賞。主演女優賞は、「ベイビーガール」(ハリナ・ライン監督)で若きインターンと不倫関係になるCEOを演じたニコール・キッドマンが受賞した。キッドマンは同作でベネチア国際映画祭の最優秀女優賞を受賞している。 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の主な受賞結果は以下の通り。 作品賞 「ウィキッド ふたりの魔女」 監督賞 ジョン・M・チュウ「ウィキッド ふたりの魔女」 主演男優賞 ダニエル・クレイグ「Queer」 主演女優賞 ニコール・キッドマン「ベイビーガール」 助演男優賞 キーラン・カルキン「リアル・ペイン 心の旅」 助演女優賞 エル・ファニング「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」 オリジナル脚本賞 マイク・リー「Hard Truths(原題)」 脚色賞 クリント・ベントリー&グレッグ・クウェダー「Sing Sing(原題)」 アニメーション賞 「Flow」 新人監督賞 インディア・ドナルドソン「グッド・ワン」 外国語映画賞 「ザ・シード・オブ・ザ・セイクリッド・フィグ(英題)」 ドキュメンタリー映画賞 「Sugarcane(原題)」