《年齢が50-50》松井秀喜氏とイチロー氏の“雪解け” 大谷翔平の活躍に刺激を受け“まだまだ俺たちもやれるぞ”と発奮か
イチロー氏(50)が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」に、松井秀喜氏(50)が特別ゲストとして参加した一戦(9月23日=東京ドーム)は、「夢の共演」と取り上げられる一方で、こんな声も聞かれた。 【写真】豪快なスイングはいまだ健在 8回に3点本塁打を放つ松井秀喜氏
「現役時代は不仲説が囁かれ、実際に交流が少なかったので『水と油の2人がなぜ?』と驚くファンも多かった」(スポーツ紙記者) 現役時代、チーム成績が振るわないマリナーズで個人成績を追求したイチロー氏と、名門球団のヤンキースでチームの勝利を追った松井氏は、野球に対する姿勢が対極的とされてきた。 そんな2人の“距離”が明確になったのは2006年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だと言われる。 「松井氏が参加辞退を表明すると、イチロー氏は記者を通して松井氏を批判した。イチロー氏を慕う王ジャパンのメンバーには『辞退した松井を悔しがらせよう』を合い言葉にして盛り上げたとされます」(スポーツ紙記者) だが、このたび同じユニフォームに袖を通した2人は、確執説など嘘のように和やかな空気を見せつけた。ホームランを打った松井氏をイチロー氏が熱い抱擁で出迎えるシーンもあった。 「現役時代に並び称された2人ですが、今の球界に目を転じると話題は大谷翔平一色。シーズン記録で松井氏の本塁打数(31本)を軽く超え、イチロー氏の盗塁数(56盗塁)とも肩を並べた。 今回の共演はイチロー氏が2年前からラブコールを送り、松井氏が応えたかたちですが、2人とも大谷に刺激を受け、“まだまだ俺たちもやれるぞ”と発奮し、それが雪解けに繋がったのかもしれません」(同前) 年齢が「50-50」の2人がますます盛り上げてくれそうだ。 ※週刊ポスト2024年10月11日号
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