【春季関東大会】東海大菅生3番・小上防登生の先制打が決勝点!1年時秋からレギュラーを張る打棒は元ヤクルト・宮本慎也氏の教えでさらなる成長遂げる!
<春季関東大会:山梨学院0-2東海大菅生>◇18日◇2回戦◇高崎市城南野球場 5年ぶりとなる関東大会出場を果たした東海大菅生は、春の山梨県大会優勝を果たした山梨学院と対戦。両チームともに好投が続き競った展開となったが、少ないチャンスをものにした東海大菅生が2対0で勝利した。指揮を執る若林 弘泰監督は、「コントロールも良く、粘り強いピッチングを見せてくれた」と投手陣を称えていた。 【トーナメント表】春季関東地区大会 結果一覧 先制打をあげた小上防 登生外野手(2年・こじょぼう とおい)は1年時秋からスタメン出場。昨秋の東京都大会ではセンバツ出場の関東一から4安打3打点で存在感を示すなど、類まれな打撃センスでレギュラーを掴んできた。今春からは上位打線を任され打線の火付け役としても期待されたが、「結果が出ず悔しい思いがあった」と歯痒い期間を過ごしたという。
試行錯誤する中で、成長のきっかけとなったのが元ヤクルト・宮本 慎也氏の教えだった。「スイングするときにヘッド返さない打ち方を教わったことで、真っすぐ振れるようになり、逆方向にも打てるようになりました」と変化を実感。その結果が功を奏し、この試合でもレフトの頭上を越えるタイムリー2ベースに繋がった。そのまま味方が完封リレーで抑え、小上防の一打が決勝点に。この冬から練習を続け、結果が振るわなかった春も「諦めたくなかった」と地道に取り組んだことが実を結んだ。
次戦の昌平戦でも、「自分が打って勝つことは嬉しいですが、まずはチームが勝つことが最優先。状況のあったバッティングで貢献したい」と意気込んでいる。2年生ながら、既に打線の軸となっている、小上防の打撃から目が離せない。