中国・山東省で巨大「石油化学コンビナート」が稼働 石油精製能力2000万トン、供給過剰に拍車も
中国では(景気減速やEV[電気自動車]の急速な普及を背景に)石油精製品の需要が頭打ちになり、石油精製能力がすでに過剰になっている。 政府系シンクタンクの石油化学工業規画院は9月24日に開催したフォーラムで、石油精製品の供給過剰により石油精製プラントの稼働率が低下し、中国全体で80%を割り込んでいるというデータを示した。 石油化学製品も同様だ。中国のエチレン・プラントの稼働率は86%、プロピレン・プラントは78%にとどまっており、需給の均衡が崩れている。
(財新記者:羅国平) ※原文の配信は9月25日
財新 Biz&Tech