かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見(全文4)情報感度を上げて対処すべきだった
経営者としては失格ではないか
デモクラシータイムス:いや、だから東洋経済とかNHKで問題が指摘されて、それを受け止めなきゃならなかったわけでしょ。あなた方は高い目標を立てて、それがこなされてるというふうに思ったかもしれないけども、そういう告発があったわけじゃないですか。そういうときに、なんでちょっとこれはやり過ぎてんじゃないかというふうな配慮が働かなかったのか。いや、目標達成したからいいやっていう話ですよね、今ね。しかも長門さんの話だと、どんどん上方修正までされてた。これは変だろうっていうふうに思わなければ経営者としては失格じゃないですか。横山さんもいかがですか、この点については。植平さん、もうちょっとお話があれが聞かせていただきたいですけど、どうなんですか。 植平:もう少しだけお話しさせていただければ、今ご指摘いただいたように、「クローズアップ現代」で取り上げた等、今のちょっとこの特定事案の問題とは違う形での取り上げでございましたけれども、そういったことに対して、私自身の中での総括は、あの当時、社長の横山とも、品質向上のための総合対策というのを進めておりました。これをしっかり進める中で一部、指標の改善等も測られて、この話の先に品質問題についての目指すべき部分があるというふうに思っておりまして、そういう意味では大変、起こっている状況についてもう少し情報感度を上げて把握をし、対処すべきだったというふうには反省をしております。 デモクラシータイムス:情報感度を上げてって簡単に言いますけど、どういうふうに考えたんですか、そのときは。全然、何かそういう手を打とうとはしなかったんですか。 植平:いやいや、総合対策の中で言えば、保有についての、いわゆる新規契約についての評価のみながらず保有についての評価も入れていく等、いろんな募集人の方々のモチベーションを引き上げるための、品質を上げていくために引き上げるための方策等も打っておりましたので、そういうところで少し安心していた面はございます。 【書き起こし】かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見 全文5へ続く