<心一つに>龍谷大平安・選手紹介 第1部/1 大舞台で一発狙う 山下慶士選手 /京都
◇山下慶士(けいと)選手(2年) 全国最多となる42回目のセンバツに挑む龍谷大平安。61人の硬式野球部員は、大舞台でチームが最高のパフォーマンスを発揮するため、心一つに日々の練習に取り組んでいる。まずは、昨秋の近畿地区大会3試合に全て先発出場し、チームを引っ張ったメンバー9人を紹介する。【矢倉健次】 1年生の秋の公式戦で手にした背番号「9」。そのユニホームを、寮生活でのルールを守れなかったことなどもあって一度は手放してしまい、昨夏の京都大会は応援席の最上段で見つめた。 「このままでは駄目だ」と骨身にしみた。自分を変えようと、新チームでは自ら望んで寮長となり、寮生部員の睡眠時間確保のため、午後10時での携帯電話の一時回収などを率先して始めた。 再び「9」を背負い、昨秋の公式戦は不動の4番として5割近い打率をマークし、9試合で11打点。だが「近畿ベスト4のチームで平安だけ本塁打ゼロだった」と話し、大舞台での一発を狙う。 野球より先に小学1年でキックボクシングを始めた「武闘派」。2014年、初めて生で見た高校野球で、センバツ初優勝を果たした龍谷大平安にあこがれ、門をたたいた。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)出身中学 大阪市立淀中(2)身長180センチ・体重73キロ・右投右打(3)今年の目標 甲子園で本塁打。全国制覇(4)好きな野球選手と理由 浅村栄斗選手(楽天)広角に本塁打が打てる(5)好きな食べ物 おすし 〔京都版〕