職場の忘年会、2024年は7割超が開催 参加に積極的な年代は?
コロナ禍で忘年会を「自粛」していた社会人はどのくらいいるのか。パーソルキャリア(東京都港区)が調査結果を発表し「とても自粛していた」(43.9%)、「自粛していた」(35.9%)、「どちらかといえば自粛していた」(13.9%)を合わせ、9割超が自粛していたことが分かった。また、2024年の職場忘年会について、7割超が開催予定だと回答した。 【ランキング結果】職場の飲み会で「意識すること」、トップ9 ここ数年に職場で忘年会を実施した年として、最も回答が集まったのはコロナ前の2019年で61.4%。次点は2023年の60.2%だった。2024年に職場で忘年会を開催すると回答した人は73.6%。「とても参加したい」(9.1%)、「参加したい」(19.5%)、「どちらかといえば参加したい」(25.5%)を合わせ、過半数が参加意欲を示す結果となった。 回答を年代別に見ると「参加したい派」の構成比が最も高かったのは20代(68.8%)。40代(51.9%)、30代(49.2%)、50代(40.3%)が続いた。参加したい理由の1位は「同僚との親睦を深めたい」(49.2%)だった。2位は「対面で話す機会が欲しい」(47.1%)、3位は「上司との関係を構築したい」(36.1%)だった。 コロナ禍をまたいだ参加意欲の変化では「参加意欲は低くなった派」が64.1%で過半数を占めた。コロナ禍で対面飲み会の必要性を感じなくなった人も52.0%で、多くの人の意識が変化したことがうかがえる。 対面飲み会の必要性を感じなくなった理由の1位は「時間を家族や趣味に使いたい」(44.1%)。2位は「費用の負担がなくなる」(43.7%)、3位は「対面による気遣いが負担」(34.9%)が続いた。 対面飲み会の必要性を感じるようになった人が回答した理由の1位は「信頼関係が築きやすい」(62.6%)。2位は「相互理解しやすい」(54.0%)、3位は「次回声をかけやすくなる」(42.2%)だった。 飲み会で周囲の振る舞いが気になった経験がある人は63.2%だった。職場の飲み会で意識することについて、最も回答が集まったのは「次の飲み物を聞く」(42.0%)。2位は「席順」(33.6%)、3位は「上司にお酒を注ぐ」(33.4%)だった。 11月1~6日にインターネットで調査した。対象者は全国に住む20~50代の男女で、現在職を持つ「JobQ Town」の登録者。有効回答人数は440人。
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